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食いしばりを意識しすぎると逆効果?|無意識に力が抜ける身体をつくる「学習の4段階」

  • 8月16日
  • 読了時間: 5分

「食いしばりに気をつけてくださいね」


そう言われてから、


「今、歯が当たってないかな?」

「また食いしばってる……」

「力を抜かなきゃ!」


と、以前よりも食いしばりを気にするようになった。



そんな方はいませんか?



実は、これ。


食いしばりを改善するうえで、ちょっとした落とし穴があります。


もちろん、自分が食いしばっていることに気づくのは大切です。


でも、ずっと食いしばりを意識し続けることがゴールではありません。




むしろ最終的に目指したいのは、


「意識しなくても、自然と力が抜けている身体」


です。




今回は、そのために知っておいてほしい「学習の4段階」についてお話しします。




そもそも「食いしばり」って、力いっぱい噛むことだけじゃない


まず、ここを勘違いしている方がとても多いです。


「食いしばり」と聞くと、


「ギューッと力いっぱい噛むこと」


をイメージしませんか?


でも、そこまで強く噛んでいなくても、上下の歯が軽く当たっている状態も、食いしばりの一つです。



普段、リラックスしているときは、上下の歯は基本的に少し離れています。


それなのに、


・仕事中

・スマホを見ているとき

・運転中

・集中しているとき

・家事をしているとき


などに、いつの間にか歯が触れている。


これも「力が入っているサイン」です。



だから最初に必要なのは、


「自分は食いしばっているんだ」と気づくこと。


ここがスタートです。




でも「気づく」だけでは、すぐには変わらない


ここからが今回の本題です。


人間の身体には、何かを身につけていくときに「学習の4段階」があります。


食いしばりも同じです。


① 無意識的無能


「自分が食いしばっていることを知らない」


これが最初の段階。



そもそも自分が歯を当てていることに気づいていません。


「食いしばっている自覚はありません」


という方の多くが、ここに当てはまります。



まずは、

「歯、当たっていませんか?」

と聞かれて、


「あ、本当に当たってる……」

と気づく。



これだけでも大きな一歩です。



② 意識的無能


ここで悩む方がいちばん多く、ちょっと大変な時期です。


「食いしばっていることは分かった。」



でも、

「気づいても、なかなかやめられない」

という状態。



歯が当たっていることに気づいて、

「いけない、離さなきゃ」

と力を抜く。



ところが、しばらくするとまた当たっている。


また気づく。

また抜く。

また当たる。



「私、ずっと食いしばってる……」

となります。


ここで注意してほしいのが、

食いしばりを意識しすぎること。



「絶対に食いしばらないようにしよう!」



と頑張りすぎると、今度は食いしばりそのものに意識が向き続けます。



そして、


「今、歯は当たってないかな?」


と常に身体を監視するようになってしまう。


これでは、身体がリラックスするどころか、別の意味で緊張してしまいます。



だから、

「気づいたら直す。でも、気にしすぎない。」

くらいで大丈夫です。



③ 意識的有能


少しずつ練習していくと、

「意識すれば、力を抜ける」

ようになってきます。



仕事中に歯が当たっていることに気づく。

「あ、力入ってるな」

ふっと顎の力を抜く。



これができるようになってきます。



最初は、

「気づく→力を抜く」

という作業を何度も繰り返す必要があります。



でも、これでいいんです。

筋トレと同じで、最初から無意識にできるわけではありません。



身体に新しい使い方を学習させている途中だからです。


④ 無意識的有能


そして、最終的に目指したいのがここ。


「意識しなくても、自然と力が抜けている」


状態です。


仕事をしていても、

スマホを見ていても、

運転していても、

何かに集中していても、

以前ほど歯が当たらない。



そして、いちいち

「今、食いしばってないかな?」

と確認する必要もなくなる。



これが、

無意識的有能

です。



「食いしばりをなくす」ことがゴールじゃない


ここは、とても大切です。


人間の身体は、力を入れることが悪いわけではありません。



重いものを持つとき。

スポーツをするとき。

集中して力を発揮するとき。



必要な場面では、ちゃんと力を入れられる身体が必要です。



大切なのは、

「力を入れない身体」ではなく、

「必要なときに力を入れ、必要のないときには力を抜ける身体」


です。



だから、食いしばりを改善するために、

「絶対に噛まないようにしよう!」

と頑張る必要はありません。



まずは気づく。


気づいたら、力を抜く。


それを繰り返す。


そして少しずつ、

「力を抜くことが当たり前の身体」

にしていく。




意識することは「ゴール」ではなく「通過点」


食いしばりに気づくことは、とても大切です。


でも、


「ずっと意識し続ける」ことが改善ではありません。


最初は意識する。

気づいたら力を抜く。

何度も繰り返す。

身体がその状態を覚える。

最後は、意識しなくても自然と力が抜ける。


これが理想です。



だから私は、


「食いしばりを意識する」のではなく、

「食いしばらない自分を育てる」


ことが大切だと考えています。



施術で一時的に力を抜くことも大切。



でも、その先にあるのは、

自分自身の身体が、自然に力を抜けるようになること。


それが、ファミリアが目指している身体づくりです。

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