前回は自閉スペクトラムについて触れました。
今回は注意欠陥多動性障害(ADHD)について触れていきます。
ADHDとは
それぞれの特徴は
どう対処したらいい?
1.ADHDとは
不注意、多動・衝動性を主とする発達障害の概念の一つで未成年の5%が該当すると考えられています。
これらは生まれ持った気質の問題なので、育て方が悪いわけでも、しつけが悪いわけでも、子供の努力が足りないわけでもありません。

2.それぞれの特徴は?
注意欠陥障害
注意の困難 忘れっぽい・適切な対象に注意を向けることが苦手
集中の困難 集中力が持続しない・空きやすい・集中しすぎる。
多動性障害
静止の困難 じっとしていられない・黙っていられない
制止の困難 我慢が苦手・感情のコントロールが苦手
それぞれこういった特徴があります。
3.どう対処したら良い?
先述していますが、ADHDは親の責任でも子の努力でもありません。
その子の気質ですから、急に変えられるものでもありません。
本人にもどうしようもないのですから、ASDでもお伝えしたように、否定的対処をしたところで親の憂さ晴らしにしかなりません。

集中できないから○○できないのではなく
集中力が続かないなら短期集中型で、飽きやすいなら少しずつやればいい。
じっとしていられないなら体を動かせばいい。
忘れっぽいならルーティン化できないか考える。

肯定的な対処で
本人が状況によって対処するコツをつかめるように、
日々の生活で仕組み化できると良いでしょう。
今回はADHDについて触れていきました。
対処法は中々進展し辛いかもしれませんが、
少しずつでも変化は現れます。
気負い過ぎず、ポジティブに変換して行きましょう!!
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