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親子の会話が“少ない”と、子どもはどうなる?――言葉のシャワーが、心の土台をつくる

はいこんにちは!

ほめ育て&チャイルドコーチングの資格を持ついまかどです。


親子で会話してますか?

皆さんは反抗期、ありましたか?

いまかどはただいま反抗期です(笑)


てのは冗談で、会話をする・しないがお子さんの将来に多大な影響を与えるのでそのお話をしていきます。


「うちはあんまりしゃべらない家だったから…」は、理由にならない


夕方、保育園から帰ってきた子どもに「今日はどうだった?」と聞いたら、「べつに」「ふつう」。

それに対して「まぁ、いいか」と流してしまう。そんな日もあるかもしれません。


でも、実はその“何気ない会話”こそが、子どもの自己肯定感や生きる力の土台になっていくのです。

今回は、「親子の会話量と質」が子どもの心にどう影響するか、エビデンスをもとにお伝えします。



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会話の量が多い家庭の子どもは、学力も非認知能力も高い?


アメリカで行われた有名な研究に、**ハート&リズリー(1995)の「語りかけの格差」**があります。


この研究では、親子の会話を数年間にわたり録音・分析。その結果、次のような“言葉の格差”が見えてきました。


高所得家庭の子どもは、3歳までに約4,500万語を浴びていた


低所得家庭では、同じ期間で1,300万語ほど


この差が、その後の語彙力・読解力・思考力・学力・社会性に強く影響した



この研究が示すのは、「たくさん話しかける家庭の子どもほど、心も脳もよく育つ」という事実。

しかも大切なのは、**一方的な“命令”ではなく、双方向の“会話”**です。



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会話の“質”が子どもの自己肯定感をつくる


親子の会話には、単なる情報のやりとり以上の意味があります。

それは、「あなたの考えを聞きたい」「あなたの気持ちを大切にしているよ」というメッセージ。


こんな声かけは、自己肯定感を育てます👇


「そのとき、どう思ったの?」


「わかるよ、ママもそう感じることあるよ」


「あなたが考えたこと、すごくいいね」



逆に、こんな会話が多いと、子どもは“自分の気持ちは言わなくていい”“聞いてもらえない”と学びます👇


「早くして」「なんでそんなことするの?」


「泣くのやめなさい」「大げさよ」


「そんなの気にしないでいいでしょ」




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「話す内容がない」なら、“観察”から始めてOK


忙しい中で「何を話せばいいのかわからない」という方は、目に見えるものを実況中継するだけでもOKです。


> 「今日は、空がすごく青いね」

「お味噌汁に入ってる豆腐、ぷるぷるしてるね」

「靴、左右ちゃんと履けたね!気づいたよ」



こういった“観察+肯定”の言葉は、子どもにとっては**「私はここにいていいんだ」という安心のサイン**になります。



今日からできる!親子の会話が増える3つの習慣


① 1日1回、5分だけ“ながらスマホ”をやめて、子どもだけを見る

→ その5分の“見つめられる安心感”が、話すきっかけになります。



② 「どうだった?」ではなく、「なにが一番おもしろかった?」と聞く

→ 質問の工夫で、答えやすさがぐんと変わります。



③ 子どもの話には「へぇ〜!」を忘れずに

→ 内容より「聞いてくれてる」という実感が、自己肯定感を育てます。



子どもは“話した内容”を覚えていなくても、“話せた安心感”を覚えている


自己肯定感とは、結局のところ「自分はここにいていい」と思える感覚のこと。

それは日々の会話、何気ないやりとり、見つめる目線、うなずきの中で育っていきます。


忙しい毎日でも、“今日の5分”が、子どもの心を育てる栄養になります。

まずは今日、「へぇ〜!」を1回、意識して言ってみてくださいね。



今日もありがとうございます。

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