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親になったらまず考えたい「子育てのマインドセット」——あなたの“ものさし”はどこから来た?

ども!こんにちは、いまかどです。


普段は美容鍼をしているのですが、ふと子育ての話になることが多く、〇〇が良いと聞くけど、どうなん?どうしたらエエの?とお話することがあります。


「子育てって、正解がないから不安なんですよね」誰もがそう感じます。


でも実は、“正解のない子育て”にこそ、土台となる考え方——「マインドセット」がとても大切です。



今日はその不安を少しでも解消できれば、と思い書き綴っていきます。


時間無いわ…という方は③以降だけでも読んでみてください。


目次

  1. 親になると、つい「自分の親のやり方」が出てくる

  2. マインドセットとは

  3. マインドセットが及ぼす影響と改善策

  4. 今日からできる3つの行動



1. 親になると、つい「自分の親のやり方」が出てくる


子育てって、こんなに自分と向き合う時間だったなんて


「子育ては自分育て」と言われることがあります。寝不足、イヤイヤ、癇癪、失敗、泣き声…思い通りにいかない毎日。


そんなとき、つい出てくるのが“親としての自分の反応パターン”。でもそれって、どこから来たものなのでしょう?


人は無意識に、自分が育った環境で身につけた“ものさし”で物事を測ります。


つまり、「あなたの親のやり方」です。

「泣いたらうるさいと言われた」「黙って我慢するのが良い子だった」――

そんな体験があると、「そんなことで泣かないで」「大丈夫だから」と自分の子にも同じ事を要求してしまうことがあります。



心理学者ブロンフェンブレンナーの発達理論では、親自身の育った環境が子どもの成長環境に強く影響するとされています。

だからこそ、「親である自分の前提(=マインドセット)」を見直すことは、子育てにおいてとても大切なのです。





【2. マインドセットとは?】


心の“前提”や“ものの見方”のクセのこと


親が「子どもは伸びる存在」と思っているか、「どうせ言っても無駄」と思っているかで、関わり方は180度変わります。


🧠参考:キャロル・ドゥエック『マインドセット』

→ 成長マインドセット(能力は伸ばせる)

vs 固定マインドセット(能力は変わらない)



【3. 固定マインドセットの親がもたらす影響】


〜固定マインドセットの落とし穴――そして、親の謙遜もまた落とし穴〜


マインドセットとは、物事の見方や捉え方の“クセ”のようなもの。

スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドゥエックによれば、人は大きく以下の2つに分かれます。


固定マインドセット:「能力は生まれつき決まっている」

成長マインドセット:「能力は努力と経験で伸ばせる」



親が「この子は不器用だから無理」「またできなかったの?何度言ったらわかるの」と言ってしまうと、

子どもは「自分にはどうせ無理」と学び、挑戦を避けるようになります。


また日本では、「うちの子なんて全然ダメで…」と**“謙遜”の文化**も根強いもの。

しかし、親の謙遜は子どもにとっては“事実”として受け取られることがあります。

「ぼくはダメなんだ」「親も自信がないんだ」と、自己否定の種になってしまうこともあるのです。


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〜 じゃあ、親にできる“マインドセット転換”とは?〜


✅「失敗しても、挑戦してくれたね」

✅「結果よりも、努力や工夫を見てるよ」

✅「できないことがあるのは普通。一緒に考えよう」


→ こうした声かけは、子どもに「自分には価値がある」という根拠のない安心感=自己肯定感の土台を与える


“できた・できない”より“やろうとした”ことに価値を置く

成長マインドセットの親は、「失敗は成長のチャンス」と捉えます。


「チャレンジしただけでもすごいね」


「できるようになる過程を一緒に楽しもう」


「工夫したところ、ちゃんと見てたよ」



こうした言葉は、**子どもの“心の栄養”**になります。

実際、ドゥエックの研究では、親の声かけが子どもの自己評価やモチベーションに長期的な影響を与えることが示されています。



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【4. 今日からできる3つの行動】


1. 親自身の口ぐせをチェックしてみる(例:「なんでできないの?」)


1日だけでいいので、子どもへの声かけをスマホのボイスメモなどで録音してみてください。


あとで聞き返すと、「案外否定的な言い方してるかも…」と気づけることがあります。



2. 自分が子どもの頃、かけてほしかった言葉を思い出す


「できなくても大丈夫だよ」

「それでもあなたには価値があるよ」


大人になった今だからこそ、その言葉を子どもに“贈る”ことができます。



3. “失敗”の捉え方をポジティブに変換する練習


子どもの“やった”に注目する


結果よりも「挑戦した」「工夫した」「諦めずにやった」などの行動プロセスに注目して声をかけてみましょう。


例:「そのやり方、自分で考えたんだね」

「今日は昨日より3分長くできたね!」



さて、今日の内容は如何でしたか?


ざっくりまとめると


  1. あなたの子育てはあなたの親のやり方

  2. 否定的な言葉がけは子どもに悪影響

  3. できなくてもエエ、失敗してもエエ、挑戦した事や工夫した事を褒めて!


とまぁこんな感じです。



また次回から子どもの自己肯定感、自尊心を育むための関わり方についてお話していきます。


それでは今日はこの辺で、あざした!


ほなまた!

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