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食と病~人工甘味料~


前回は食と病を書くきっかけとなった出来事や何をお伝えしていくかを書きました。



今回ご紹介するのは食品添加物の一種である人工甘味料です。


どういう経緯で発見されて、どういうリスクがあるのか

お伝えしていきます。


  1. 人工甘味料とは

  2. 発見された経緯

  3. 人工甘味料のリスク


1.人工甘味料とは


甘味料とは食品に甘味を足すものです。

甘味料には糖質系と非糖質系の2つがあり、さらに天然甘味料と合成甘味料に分けることができます。



糖質系甘味料

砂糖

​デンプン由来の糖

​ブドウ糖、果糖、水飴、トレハロースなど

その他の糖

乳糖、ガラクトオリゴ糖など

糖アルコール

​ソルビトール、キシリトールなど


非糖質系甘味料

​天然甘味料

ステビア、甘草(グリチルリチン)

合成甘味料

アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース

赤字で示している糖アルコールと合成甘味料が人工甘味料という扱いになります。



合成甘味料は砂糖の代替を目的とし、砂糖の何十倍~何百倍も甘いものがあります。

カロリーが少なかったり、なかったりする為、トクホやダイエットを謳う飲料や健康食品に使われたりしています。


また、消化吸収されない人工甘味料もあり、医療目的としても期待されていました。


しかし、後日お伝えする予定の小麦を摂取することで腸の透過性が高まった時にも、同様に吸収されないのか疑問が残ります。



2.発見された経緯


アスパルテーム

胃液分泌ホルモンであるガストリンを研究するため、そのC末端構造素材として、α-L-アスパルチルーL-フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)を再結晶していたが、研究員が薬包紙を取ろうとして指をなめたところ、偶然手についたアスパルテームが非常に甘いことに気がつき発見された。という経緯があります。


スクラロース

糖に有毒の塩素を反応させた有機塩素化合物(註4)です。この人工甘味料はある偶然から誕生しました。農薬(殺虫剤)を開発するための実験中、若い化学者が電話で教授に実験成功の報告をしたところ、教授はその物質の性質などを“test”しておくよう言いました。しかし、彼は“taste”と勘違したため、その物質を舐めてしまいました。結果は、何と「甘かった」のです。その後、英国の製糖会社と共同でスクラロースが開発・製造されることになりました。


アセスルファムカリウム

1967年にドイツで開発された。ということしか出てきませんでした。



3.人工甘味料のリスク


人工甘味料によるリスクとして、ホルモンに作用して過食になる事や、味覚の鈍麻、ドーパミン分泌による依存症などがあります。


最近の研究では

人工甘味料が腸内細菌を弱める事や


腸内細菌が自閉症に影響を与えている事


が判ってきています。


腸の活動が弱まるとセロトニンの分泌が少なくなりますから、ドーパミンの分泌と合わせて鬱になる傾向にあります。


あげだしたらキリがないくらい,人工甘味料には様々な問題が…


未だに議論されています。



問題なのは、少量ならば、大量摂取は避けましょう、妊娠中、授乳中は止めましょうという記述。


アセスルファムカリウムは1日の摂取量として体重kgあたり15mgまでと言われています。体重50kgの方であれば750mg(アセスルファムカリウムの入った飲料水約1.5L)となっていますので、この摂取量は意識的に守った方が良いでしょう。


しかし、今やお菓子や清涼飲料水の殆どに合成甘味料が使われています。

避けるほうが難しい状況です。


砂糖も毒ですが化学物質よりかはマシという意見もあります。


問題なのは添加物の殆どが長期間摂取し、蓄積した時の事は考慮されていないことです。


そりゃそうですよね。例えば、2000年から使用された食品添加物は、今日までのデータはありますが、その先のデータは誰にも分かりませんよね。


そんなものがまかり通っています。


 

「1円でも安く」を望んだのは消費者である我々なのだからこの闇は深いです。


売れるから作るの悪循環です。


買わなければ企業も改める必要性が出てきます。


では!また!


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